真夜中に

I wish you a Good night .

希望を踊るその影に、あなたの試練が滲むなら

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はつらつ、そんな言葉が似合うひと。絶対的な蛍光の暖色。まっすぐの矢印。圧倒的な正しさと揺らがない距離感に何度も恋をして、弾けるステップに踏まれる床に嫉妬した。わたしの好きな人は、春風のように暖かくて、さわやかで、すこし切なくて、2月に吹く。

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BWLの、7人がななめになってトン、トン、って進んでくるとこあるじゃないですか。your my teacher 〜♩のところ!ソプがいつもきゃいきゃいしてるところ。あそこで、ほそくさんが足でとっているリズムが、みんなの倍のテンポだったことにある日気づいた。たんたんたんたん……… 人より多くリズムを刻むその足を見つけたとき、ああわたし、ほそくさんのこういうところが本当に大好き!と思った。ほそくさんは、きっといままで積んできた努力が無意識の領域にまで染み込んでいる。

ほそくさんの踊りは、踊っているときにほそくさんの耳が拾っている音が見えてるみたいで、見ているこっち側すらも胸がスカッとするような、こう、痒いところに手が届く?というか、パズルがはまったときみたいな爽快感にも近い気持ち良さを感じる。それは、ほそくさんの "正確さ" からなるものなのかもしれない。他のメンバーより移動距離が多いことだって、そこに着くまでの距離感とか秒数とかを瞬時に、正確に、計算してるのだと思う。

誰より自由に跳ねる術を知ってるんだなぁ、もしくは誰よりもそうありたいと思ってるんだ、それは終わりという枠が必ず存在する人生とやらを、どうやって生き抜けたいか、にも似てる気がした。

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「すべての栄光と喜び、そしてその裏の影まで僕にはとても大切だった」

うぃばすに、この気持ちが表現できるかどうかわからないけど、と添えられて書かれた言葉は、今思えばshadowとかがふんわり匂わされてたのかもしれないけど、苦しいくらいに優しくて遠い。あみは僕の希望だと、わたしたちの希望が言う。あみは、ひとりひとりの輝きはちっちゃくて無力な星だけど、スイミーよろしく集まってしまえば宇宙みたいにでっかい。星の名前を彼らは知らない。知らなくてよかった!ただ、壮大な宇宙がそこにあって、そのはじまりはすべて彼らで、小宇宙で歌うように「同じ言葉を話してるんだ、僕らは」。

そして、彼らが星の名前を知らないように、その裏の影、の濃さをわたしたちは知らない。見せてはくれない。だってアイドルだから。ほそくさんは特に、その線引きがしっかりとなされていた。たまにすこぅしだけ弱さを吐露して甘えてくれたり、冗談を飛ばして笑いに変えたり、しなかった。「大丈夫だから、見せてあげない」、彼ははっきりそう言うのだ。プロポーズを「馬鹿なこと言わないでください」と断るジンくん、「まずは婚姻届を持ってきてよ」と誑かすシュガさん、「おんまあっぱに聞いてみなきゃ…」とずるく逃げるジミンさん。ほそくさんはその話を拾わない。誕生日ケーキのろうそくを吹いたときに願ったおねがいごとを、絶対に教えてくれない。つめたいっ。あんまりにも近くにいるみたいに笑うから、たまにその線に触れてしまって、あ、低温火傷。ひりひりは解けて消えて、なのにわたしはまた近づきたくなってしまう。誰も知らない影の濃さを知りたい、知りたい、わたしだけが気付きたい、わかったみたいになりたい、知りたい、知りたい、くまなく目を凝らして、それでもそれは完全に隠されている。ずっと付けてる錠のネックレスが、それを守ってるみたいに胸元に鎮座してる。わたしを絶対知らないほそくさんが大好き。

 

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わたしは、あなたに恋をしているわたしが、もっと好きだ。そのときわたしは至極しあわせで、ほそくさんはわたしだけの世界で、わたしを主人公にしてくれるひとだった。わたしは何度も何度も同じようなページに留まり続ける。似たような愛の言葉を、それでも心から紡ぐ。ページを進めてしまえば、物語が終わってしまうような気がする。わたしは、未完のまま、このまま焦がれて死にたい。

 好きな人の生まれた日に、素敵な話をしたかったのに、結局リアコ大暴走みたいになってしまった。。。わたしは、ほそくさんが好きな理由が、よくわからない。晴々とした笑顔の中にたまに垣間見えた少しつめたいところをふとみつけて、それはふざけて弟の首を締めてみたりとか、イラっとしたときの眉毛のかんじとか、ぬいぐるみを興味なさそうにほっぽりだすところとか、から始まったのは覚えてるんだけど、、曲だって踊りだって、好きにはだいたい理由があって、その理由を満たせば好きは増えてく。なのに、わたしはほそくさんのことがどうしてこんなにも好きなのか、わからない。理由のない。それってもう、どうしようもない。代替えはきかない。来世なんていらない、このまま、夢のまま。

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その栄光や喜びが「これからも大切であるために」、ほそくさんは踊り続けるのだろう。希望があるところに必ず試練がある。裏を返せば、試練があるところには必ず希望があるのだ。希望を踊るその影に、あなたの試練が滲むなら、どうか実体のないその影にまでも、焦がれさせて。その埋まることのない距離感に、今日もやきもきさせて。ほそくさんは、今回のろうそくを吹き消すときのおねがいごとを教えてくれないかわりに、今年の目標なるものを教えてくれた。「誰かの大切なひとになること」。しにてーーー!!!ほそくさんはわたしにとって、わたしのいまの人生の選択とか生死とかをきめてしまうくらいには、わたしの真ん中にいて、大切なひとだ。う、ん。わかってる、そうじゃない、ほそくさんにとって大切な人の、大切な人になって。

わたしはまた、2:18にめそめそと好きをこぼす。호바 사랑해 、ホバ サランヘ、ほば、さらんへ、ほば、さらんへ、ほそくさん、愛してる。

ほそくさん、おやすみなさい。今日は、かぞくといれる?しあわせなきもち?今日もみっきーかわいい?とても素敵なおねいちゃんと、ままぱぱといろんな話したんだろうな、ほそくさんはかぞくがだいすきなひとで、未来の子どもの名前も決めてるってナムくんも言ってたよ。ほそくさんはかぞくがだいすきなひとだから、きっとかぞくや、かぞくになるであろう大切な人ができたら大事に大事にするんだろうな。そんなほそくさんがしぬほどしぬほどだいすき。だから、大切な人ができたら、逃げてね。しらないとこまで。おねがい、走っていって。おかねいっぱいつかって。その中にわたしの、ほんのほんの、それでも大事だった、大切に大切に形に変えた好きのかけらがある。いつものそのやさしさぜんぶつかってどこかへ行ってね。二度と見えなくなるまで、わたし追いかけないからぜったい。追いかけないから。

また遺書になってしまった。

この恋はまだまだ終わらないみたいだ。いつもより少しだけ (しかも、最近はアメリカによく行ってしまう。) 傍にいたくて、同じ夜の冷たさに抱きしめられたくて、わたしはいま、韓国からこの文を打ち込んでいる。頬に吹いた凍てつく寒さの風の出どころがもしかしたら同じかもしれない、そんなことで、わたしはほそくさんを感じられる。今日も勝手に失恋して、また勝手に心を奪われるのだ。

 

생일 축하해여 호석오빵! 냠

그리고 내 올바름의 잣대

변하지 않는 거리들에게 꽃을 심어 꽃길만 걷자 

제발 행복하세요 소중한 사람들과 함께!

난 여기서 쭉 사랑하고 있으니까. 나 괜찮다니까……

 

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2020.02.18 mayo